特別なバーの一時の思い出

今は二人の子育て中でアルコールがなかなか飲めない私ですが、以前は飲み会の三次会や四次会でよくバーに行っていました。
その中でも朝まで営業している、知る人ぞ知るバーがあって、上司がそこに連れていってくれるのがひそかな楽しみでした。通路は人一人がやっと通れるような狭い店内で、マスターがいつもお洒落なジャズやクラシックをかけています。
カウンターにはケバブやチーズの塊があって、注文が入るとこれまた美味しそうにナイフで切り取ります。また、私の一番のお気に入りはオリーブの実の塩漬けでした。オリーブは油を取るものだとしか思っていなかったので、初めておつまみとして出てきた時驚いたのもいい想い出です。またあの優しい塩味と白ワインを飲みたいです。
最後はいつも『甘いカクテル』をお願いします。私の好みを覚えてくれているマスターが、真ん丸のバニラアイスクリームが乗ったカルアミルクを出してくれるのです。他の店と何が違うのか、マスターの力量でしょうか、他のお店のカルアミルクとはちょっと違うのです。甘いだけじゃない、ほんのりした苦味とカクテルとアイスが混ざったあのまろやかさが懐かしいです。
最近子育ての合間に行った西麻布にあるバーで、ふとそのことを思い出しました。子育てが一段落したら、今度は最愛の主人と、あのバーでカクテルを飲みたいです。

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